モンテッソーリ×バイリンガル4人子育てDiary☆

0-3歳モンテッソーリ教育、赤ちゃんからのモンテッソーリベースな子育て、バイリンガル4人子育てのあれこれを綴ってます♪

続・母国語をバイリンガルにするには・・?

前回の続きです〜^^

(前回の記事はこちら ↓ ) 

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前回、長男、長女のエピソードについて書きましたが、今日はこれからの課題や言語環境の重要ポイントなどについて書いてみます。

 

 

 

我が子たちの現状と課題

小学校入学までは英語>日本語だった長男、長女ですが、小学校入学と共にお家の中では日本語も増えてきています。ダディを含めて会話をする時はみんな英語ですが、上の子たちが私と話す時はめっきり日本語が多くなりました。そのせいか、今月一歳になった三人目ちゃんから出てくることばも日本語よりです。(こちら ↓ ) 

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上の子たちはダディとは完全に英語、兄妹での会話は日本語も混ざりますが、なぜか遊んでいる時は英語。

コミュニケーションにおいて、上の子たちの発語からこれまでを振り返ると、英語と日本語が同じぐらい環境に存在していると思います。

現時点では両言語で会話をすることができていますが、学校で過ごす時間を考えると、もしこのまま日本に住み続けるなら家では完全に英語にしないと、そのうち日本語>英語になりそうです。

読み書きレベル、特に書く方については長男、長女とも日本語が上回り、英語はネイティブの同年齢の子どもに比べると劣ります。

ひらがなの読み書きがほぼゼロだったところからの習得がすごく速かったので、英語圏に住めば英語の読み書きもあっという間にネイティブレベルに達するかな・・とは思いますが、年齢が低い方が言語の習得も環境に馴染むのも楽だろうな〜と思います。

予定では、来年夫の生まれ故郷であるニュージーランドに移住する計画なので(ちょっと想定外のことが起こり、まだ確定していませんが・・)、それまでは家庭学習で英語の読み書き、特に書く練習をしていかないとな〜と思っている今日この頃です。。

そして移住するとなれば、日本語をどう継続していくか・・というのも課題。

小学校入学前に私がひらがなを教えようとしたことがありますが、子どもたちが特に興味を示さず全く身につかなかったので断念しました^^;

小学校で読み書きのベースができている今は継続しやすそうですが、日本語の必要性って英語に比べると低いと思います。

将来子どもたちが日本に住むなら必須ですが、日本以外の国では特に必要ないですもんね。。

どこまで日本語の読み書きに力を入れるか・・・も難しいところです。

 

各言語を「話す人」を分けるべき?

お家での環境として、子どもに話しかける際に「英語を話す人は英語のみ、日本語を話す人は日本語のみ」ときっちり区別した方が良いという意見も聞いたことがあります。その方が子どもは混乱せずに各言語を習得しやすいと。

確かに、母国語で話しかけた方が正しい発音や表現も身に付くと思います。

だけど「聞く量」に大きな差があったら・・?

例えばパパが英語オンリー、ママが日本語オンリーで話していたとしても、どちらかと過ごす時間がもう片方と比べて圧倒的に多かったら、敏感期もそちらの言語に偏ってしまいます。

6歳までの言語の敏感期の間は特に、たくさん聞く言語をどんどん吸収していくので、よく聞く方の言語がどんどん優勢になり、もう一つの言語で話すことを避けるようになることもあります。そうすれば、その言語を話す人との会話自体も減ってしまう=親子の会話が減ってしまうことになっては悲しいですよね。。両親ともに2ヶ国語を話すなら問題ありませんが、どちらかが一つの言語しか話さない場合は、みんなが分かる言語で会話できる方が良いかな〜と思います。(各ご家庭の考え方もあると思いますが。)

ネイティブ発音にこだわって「話す人」を重視するあまり聞くチャンスが減ってしまうよりは、少々発音や文法が間違っていても「聞く量」を十分にする方が、言語の習得に繋がると思います。

 

両親の母国語が同言語の場合など(日本に住んでいて両親の母国語がどちらも日本語の場合など)でバイリンガル環境を作りたい場合、同じ人が二つの言語を曖昧に使うと子どもは混乱するかも知れません。また、子どもに知恵がついてくると、その言語で話す必要性がないと感じたら発しなくなることもあります。

その場合は子どもと過ごす時間が長い方が、その国の母語ではない方(日本なら日本語ではない方)で子どもと話すことに徹しても良いかも知れません。適当に・・ではなく確実に!

日本の場合、外に出れば100%日本語環境だし、保育園、幼稚園で日本語はパーフェクトに習得できるので、お家ではもう一つの言語をメインにしても問題ないと思います。母国語として習得するには、その言語が常に環境にあることが理想なので、少しかじるぐらいではなかなか追いつきません。。

 

お家でのメイン言語をしっかり決めていれば、同じ人が二つの言語を話しても混乱は生じないようが気がします。(基本の言語は決めているけど、パートナーや祖父母とはもう一つの言語で話すなど)

実際私は子どもたちの物心がつく前から日本語と英語を話していますが、彼らが混乱していた様子は特に見受けられません。

日本語、英語という概念がない頃からそうしているからかも知れません。彼らにとってはどちらも言語でありどちらもコミュニケーションのツールなのです。

ただ、一つの文の中で他の言語を混ぜることはしない方が良いです。

ルー語(ルー大柴が話すような、日本語に英単語を混ぜる文)はNGってこと(笑)

これ、よくやってしまいます。。

例えば日本語を話していて子どもが分からないことばがあると、そこだけ英語にして話してしまうのです。

それこそ正しい文ではなくて混乱を起こしやすいし、日本語の語彙が増えません。英語で説明はしたとしても、改めて全文を日本語で話すようにすればいいのですが、ついつい面倒くさくなって。。^^;

モンテッソーリ教育の「言語教育」においても、理想的な大人の姿勢として示されていますが、話しことばの敏感期にいる子どもたちに大人がお手本となるような正しい文で話すことは大事です。

母国語でない言語の発音や文法も完璧でないといけない!というわけではありませんが、子どもはそれをツールに家の中だけではなく外でもコミュニケーションをしていくので、発する大人は責任を持つ必要があります。

でもコミュニケーションのツールとしての言語。

母国語以外の言語でコミュニケーションをする必要がある国はたくさんあります。

英語を公用語として話す人口は英語ネイティブの人口より多いのです。

実際は発音が少々悪くても文法がめちゃくちゃでも通じたりします・・^^;

その昔インドを旅行した時、間違った文法でも堂々と流暢に英語を話す人たちから刺激をもらったことを覚えています。

母国語ではない言語を話す時は不安になることもありますが、不安なら自分も勉強すれば良いし、ネイティブの発音を真似て練習すれば良い!現代ではYoutubeやらアプリやら、発音の練習や子どもへのことばかけに役立つ便利なアイテムも色々あるので、昔よりずっと手軽に色んな言語に触れられます♪

子どもをバイリンガルにしたいなら、習得してほしいことばのシャワーをたっぷり浴びさせてあげることを最優先に、ぜひ言語環境を整えてあげて下さい^^

 

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まとめ

ここに書いていることは、あくまで「日本で生まれ、日本で幼少期を過ごした子どもを持つ一国際結婚ファミリーの体験談」であり、これが正しいというわけでは決してありません!!

我が家(夫)が子どもたちをバイリンガルにしたかった最大の理由は彼らがダディと話せなくなったら困るからです^^;

日本に住むなら英語が話せなくても特に困りませんが、子どもたちがダディとコミュニケーション取れなくなったら家族はどうなるんだ・・!?というのが一番の問題でした。

ダディもかつては日本語の勉強をしていましたが、息子や娘の日本語レベルがあっという間に上回り、自分には語学は向いていないようだ・・という結論に至ったよう・・(笑)そして、「こうなったら彼らに英語を話してもらわなければ!!」と私まで英語での言葉かけに巻き込まれたのです^^;

もちろん、日本に住んでいても英語を話せると選択肢は広がるので、たとえダディが日本語達者であっても子どもたちが英語を習得できるように努めたと思います。

結婚当初から住む場所(国)についてしっかり計画を立ててきたわけではないので、その時々の状況に応じて手探りで色々してきましたが、今のところ子どもたちの二ヶ国語習得については順調?にいっているようなので、シェアしてみようと思いました。

どの言語でもまずはお子さんにたくさん話しかけることを第一に、ぜひご家庭にあったやり方を見つけてみて下さい^^

 

母国語から二言語とは言わなくとも、「子どもに早くから英語を習わせた方がいいのか?」という質問もよく受けます。

これまで色んなタイプのインターナショナルスクールでの子どもの発話の様子や英語育児をされているご家庭の様子などをみてきて色々発見もあり、日本での「早期英語教育」について、モンテッソーリ的な視点からも感じることなどをまたシェアしたいと思います♪

 

長々とお読み下さりありがとうございました^^