モンテッソーリ×バイリンガル4人子育てDiary☆

0-3歳モンテッソーリ教育、赤ちゃんからのモンテッソーリベースな子育て、バイリンガル4人子育てのあれこれを綴ってます♪

五感を使う体験

五感を使った遊びや活動をすることは大事・・ってなんとなく思ってる方は多いと思いますが、本当に大事です! 

 

 

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どうして五感を使うことがいいの?

人間は視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感の働きによって周りの色んなことを認識していき、それが「記憶」や「思考」という知性の働きに繋がっていきます

まず目で見て、それに触れ、香りを嗅いだり、味をみたり、音を聞いてみたり・・・と「実際に体験する」ことによって、脳がどんどん活性化されていくのです

目で見たものに触れるって大人にとっては一瞬の行動ですが、見る(感覚器官) → 脳に信号を送る → 手で触れる(運動器官)というプロセスです。

初めてのモノやコトに出会う赤ちゃんは、このプロセスを繰り返して周りのことを学んでいきます。

例えば、初めてレモンを見た赤ちゃん。

まず目で見て、手でつかみ、口に入れて、「酸っぱい」を学びます。レモンを見ただけでは「酸っぱい」ことは分からないので、つかんだり口に入れるという「運動」を伴って初めて酸っぱいという味を学ぶのです。

それが「記憶」となり、「運動」をしなくてもレモンは酸っぱいということを認識していきます。

大人はその一連の行動をしなくても、目で見ただけで脳で情報処理できます。レモンを見て酸っぱそう〜って唾液まで出てきたり。

それは実際に体験したことがあるからです。

「五感」をたっぷり使って情報を得、「運動」によって色んなことを発見し、理解したり考えたりすることで脳の回路がどんどん繋がっていくのです。

  

感覚(五感)の敏感期

視覚以外の感覚器官は胎児の頃から機能し始め、3歳までの間にそれぞれ敏感期が訪れます。(3歳以降も次のステップとしての敏感期が訪れます。)

視覚は生まれてから発達していくので、新生児の頃から見るものを積極的に与えて発達を促してあげるとgood!

(それにはモビールがおすすめ〜♪)

www.montessoripage.com

 

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つまり、生まれた時点で「感覚の敏感期」が始まっているということです!

日常で乳幼児を観察してると、何かの音(パトカー、救急車などのサイレンや周りのあらゆる音)にとても敏感だったり、水や砂、色々なものを触りたがるとか、何でも口に入れたがるとか、五感をフルに使おうとしていることに気づくと思います。

五感を通して多くのことを吸収しているので、乳幼児期のおもちゃや道具はできるだけ自然な素材のものがベター♪

ポチッと押したら色んな音が鳴るようなおもちゃも楽しいことは楽しいですが、赤ちゃんには聴覚への刺激が強すぎたり、「微細運動」や「五感」の発達を促すには不十分だったり、敏感期には沿っていないものが多いです。

赤ちゃんにとっては、様々な手触りのものに触れるだけでもとっても楽しいし、優しい自然の音や色合いからでも五感は発達していきます。遊び方によって見え方や音色が変わるものなどは、自らの発見にも繋がります。

高価な木のおもちゃなどではなくても全然OK!どんぐりや木の実などで作ったおもちゃや容器にお豆(大豆や小豆など)を入れたマラカスなどでも、子どもにとっては刺激的でおすすめです^^(※誤飲には気をつけて下さい。)

2歳頃になれば、ママと小麦で粘土を作ったり、簡単なお料理をすることもできます。

五感を使って楽しめることは色々あります♪

実際に触れたり香りを嗅いだり食べたり、音を聞く・・ということは、電子系のおもちゃやテレビ、タブレット、スマホでは体験できません。

最近ではスマホやタブレットを操作する赤ちゃんも増えていて、それはそれで感心しますが、人間に備わる自己教育力を発揮するための敏感期に「スマホやタブレットを操作すること」はないですよね。。^^;

現代では、スマホやタブレットの使用による低年齢からの問題も色々あげられています。魅力的なアプリなどもありますが、本来、赤ちゃんが環境から物事を学んでいく過程では必要のないものです。

目で見たのものに実際に触れる体験が大事なのですから^^

五感を使う実体験を小さな頃からたくさんさせてあげることは、感覚器官の発達を促すと同時に知性の芽生えにも繋がっていきます

 

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自然の中で過ごすことの大切さ

五感を発達させるための手っ取り早い方法は、自然の中で過ごすこと♪

自然の中では視覚、触覚、嗅覚、聴覚、時には味覚も通して多くのことを吸収し、様々な「運動」へと発展するチャンスがたくさんあります。

両親が都会育ちだと、自然の中での遊び方がよく分からず、外へ出かけるにも遊具がある場所やテーマパークなどが子どもにとっては楽しい場所だと思いがち。

でも子どもって遊具などな〜んにもない原っぱや里山、川や海などで遊ぶのが大好きです!何もないように見えて、草や葉っぱ、土、小枝、木、石・・全てが遊び道具になるのです♪

そういう機会があまりない場合、初めは戸惑うかも知れませんが、だんだん自ら楽しみ始めます^^

そういう私は都会育ち・・^^;

子どもの頃、自然の中で遊ぶ機会は近所の公園、年に一回両親の友人家族たちと集まる川辺でのバーベキュー、たま〜に旅行で海や山の方面に行くとかその程度でした。壮大な自然で遊んだ経験はあまりありません。私の父はよくお祭りとか遊園地に連れて行ってくれ、子どもながらにそれは楽しかったですが、その楽しさって内から起こるものではないな〜・・と大人になった今は思います。そんな風に育ったのに(育ったから?)、自然の中で過ごすことが大好きで、歳を重ねるごとにより自然を欲しております。。

ニュージーランド&オーストラリア育ちの夫は自然の中で生きる力が身についてるというか、壮大な環境から吸収したんだな・・と思うことが色々あり、感心することがいっぱい!海の近くで育ったのもあり、オーストラリアに里帰りすると彼はドルフィン化します(笑)私はどんなに練習してもあんなイルカみたいには泳げないだろうな・・といつも遠くから見守っています。。

 

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壮大な波と透き通る水、心地よい風、やわらかな砂を体全体で吸収中・・(笑)

 

 

おわりに・・

「三つ子の魂百まで」

幼い頃に経験したことって良くも悪くも後に影響します。

それだったら、プラスになる経験をたくさんさせてあげたいですよね。

幼いうちに「詰め込む」よりは、「敏感期に沿って十分な体験ができる」ことがポイントです。

それを土台に、より可能性が広がっていきます・・☆

我が子たちにも五感を使う体験をたっぷりさせてあげたいです^^

 

 

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砂しかない場所でずーっと遊ぶ子どもたち