モンテッソーリ×バイリンガル4人子育てDiary☆

0-3歳モンテッソーリ教育、赤ちゃんからのモンテッソーリベースな子育て、バイリンガル4人子育てのあれこれを綴ってます♪

子どものメガネについて

ご訪問下さりありがとうございます^^

 

つい最近、身近な人から聞かれたり話題になったので書いておこうと思います。

突然ですが、眼鏡をかけている小さな子を見てどう思いますか!?

「こんなに小さいのに視力が悪くなっちゃったのかな・・。スマホやタブレットのせい・・!?」

昔はこんな風に思ったことがあります。

何も知らないのに勝手にそんなことを思ってごめんなさい。。

どうしてこんなことを書いているかというと、いつも一緒に過ごしているお母さんやお父さんに子どもの「目の動き」や「見え方」についてできるだけ早く気づいて欲しくて。

 

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娘の眼鏡デビュー

小さな子がかけている眼鏡は、ほとんどが「弱視等治療用眼鏡」です。視力が悪くなったというよりは先天的なものであったり、見え方に何らかの問題があって、ちゃんと見るためには眼鏡で矯正する必要があるからかけています。

うちの二人目である長女は、4歳直前に内斜視遠視が発覚しました。

3歳の頃から左目が内側に寄ってる・・?って思うことが時々あったのですが、大丈夫だろうと思いたい気持ち?が優先してそこまで気にかけず過ごしていました。

そして、ある日お友達親子と久しぶりに会ったのですが、娘と同い年のお友達が以前はかけてなかった眼鏡をかけていたのです。

そのママに「◯◯ちゃん(娘)の目、ちょっと気になるねんけど・・・。下から上を見上げた時に目が内に入る感じがするから、ちょっと気ぃつけて見ててあげて〜」ってズバッと。

何となく気にしていたことを他人からズバッと言われ、やっぱり・・?って気持ちとそんなズバッと言わんでも・・みたいな複雑な気持ちに^^;

それから3ヶ月くらい経って娘が結膜炎になり、かかりつけの小さな眼科に連れて行ったので、その時に彼女の目のことを言ってみました。

眼科の先生はこちらから言わなかったら特に気にはならなかったようでしたが、少し検査をしてちょっと険しい顔つきになり、「ここでは検査しきれませんから小児眼科がある総合病院を紹介します」と。そして、早速翌週に総合病院へ行きました。

「C」のマークの視力検査では、開いてる箇所を「上」「下」「右」「左」と言葉でまだはっきり言えなかった娘ですが、さすが小児眼科!あらゆる技で小さな子でも答えられるように検査して下さいます。娘よりも小さな子もたくさんいましたが、素晴らしいテクニックで検査されていて感激しました。

瞳孔を開く目薬もさしたので、視界がぼんやりしてきたようで、急に「何も見えない・・」と言い出し、歩くことすら難しくなった娘を抱き上げ、悲しくなりました。それは数時間のことだったのですが、初めての長時間検査の末、若い女医さんに「お母さん、◯◯ちゃんは内斜視と遠視、そこに乱視が入っています。」と言われました。

Oh..no..!!

ある角度や近いところが相当見辛かったってことです。

生活習慣でそうなったのではなく、先天性だそう。

そして、「眼鏡の処方箋をお出ししますので、できるだけ早く作って下さいね!」と先生。

「メガネ・・・ですか!?夫に相談してもいいですか?」

「相談してもいいですけど、彼女の目にはそれが最善な方法ですよ。眼鏡で治療していくので、お薬のようなものです。いずれ良くなれば眼鏡は外れますよ。効果がうまく出なければ手術も視野に入れておいて下さいね。手術するなら早い方がいいので、そのこともご主人と相談して下さい。」

優しい先生なのですが、手術を押してくる感じでした。急に眼鏡をかけることになったのもショックなのに手術って・・・!

眼球に付いている筋肉に問題があるとかで、手術は入院して全身麻酔でその眼球周りの筋肉をどうのこうのするそうで、聞くだけで怖すぎてとりあえずは眼鏡で治療していくことになりました。

 

 

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「弱視等治療用眼鏡」は保険が効く!

子どもの斜視や遠視などを治療するための「弱視等治療用眼鏡」は9歳未満に限り保険が効きます。保険適応は5歳未満は1年に1回、5歳以上は2年に1回です。

娘は4歳になってすぐ初めての眼鏡を作り、その後、年に1回レンズの度数を変えるので、実質2回に1回は眼鏡を作るのに補助が出るということです。補助が出ない年は、フレームはそのままでレンズ交換だけにしたら安く済みます。

子どもであっても近視による視力矯正用眼鏡は対象になりません

療養費は「健康保険」と「乳幼児医療費助成制度」のダブルで請求できます!地域にもよるかも知れませんが、健康保険の方から7〜8割、乳幼児医療費助成制度の方から2割程度返ってくる感じなので、全額に近い金額が戻ってきます。これは老舗の眼鏡屋さんが教えてくれました。

手続きについて

申請先

①国民健康保険被保険者証の場合

 →市役所・町村役場(国民健康保険担当課)

②その他の健康保険証の場合

 →勤務先、又は健康保険被保険者証(健康保険証)に記載されている管轄の協会けんぽ支部

必要書類

①医師による証明書(治療用眼鏡の作成指示書)

②治療用眼鏡の領収書

③療養費支給申請書(各団体が用意)

(全国健康保険協会への申請書はこちらからダウンロードできます。)

 

 

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子どもたちの現状といい加減な健診・・

初めて総合病院に行った翌日、眼科から紹介された老舗の眼鏡屋さんへ行って眼鏡を作ったのですが、そのお店のおじさん曰く、子どもに斜視や遠視があっても見過ごされているケースはすごく多いらしいです。よく転ぶとか、何もないところでつまづくとか、集中力がないとか、実は目(見え方)が原因であることも多いにあるのだそう。しっかり見えていないからそんなことが起こるってことです。そう言われると、娘も何もないところで転ぶことは時々あったかも・・と思い返していました。

それが3歳児健診(地域によっては3歳半健診?)で発覚されることもあるらしいのですが、発覚されればラッキー・・!3歳児健診の視力検査ってけっこういい加減なのです・・^^;

私が住む地域は、自宅に送られてくる健診の案内に入っている「C」の用紙で、事前に自宅で子どもの視力検査をします。ある程度離れて「C」の向きを色々変えてチェックするのですが、親としては特に問題ないことを願ってちょっとおまけしたりするし(笑)、遠視だったら近くが見えず、遠くは見えるので、そもそも検査の仕方がまちがってます・・。

実際私もあの用紙で娘の視力をチェックして、後日健診では確か問診のみで普通にスルーしました。彼女の場合、近くのものやある角度の見え方を検査するべきだったのに。。

 

 

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子どもをしっかり観察して下さい!

子どもの「目」をよく見てあげて下さい。

やっぱりここでも観察が大事です。何においても観察第一です(笑)

子どもの目の動きや動作、手の使い方・・・身近にいるお母さんやお父さんが一番分かると思います。小さな頃から保育園に通ってる場合は保育士さんも気がつくかと思いますが、日本ではそういった重要事項をなかなか保護者に言わない傾向にあるので、気づいてるのに言ってくれない場合も多いです。(海外の園や外国人の先生は、そういった重要事項をなるべく早く保護者に伝えることが子どものためだと考えます。)

対処してあげるのは早ければ早いほど良いです。

だって、ちゃんと見えてないんですよ!

でも物心ついた時からその見え方で過ごしていたら、子どもにとってはそれが普通。「見えにくいよ〜〜」って訴えてくれることはなかなかないと思います。「見え方」ってその子にしか分からないから非常に難しいですが、大人がちょっとした異変に気づいて対処してあげることができると改善も早いです。

目が寄ってる・・?内に入ってる・・?外に向いてる・・?ってなんとなくでも思ったら、すぐに眼科に連れて行ってあげて下さい。

 

 

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娘の眼鏡生活、その後・・

今となれば、あの時ママ友がズバッと言ってくれて本当に良かったです!!

それなのにすぐ行動せず・・・結膜炎になってくれてほんとに良かった^^;

娘は4歳になってすぐ眼鏡をかけ始め、初めは4ヶ月毎、今は半年毎に定期検診に行ってます。眼鏡は1年に1回度数を変えるので、現在3つ目を着用中。かけ始めた当初はしんどがったり嫌がったりすることもありましたが、今は眼鏡が必要だと自覚してるし、自分でフレームも選んだりして楽しんでおります♪

眼鏡屋さんはチェーンのお店などで大丈夫と判明。

何も知らなかった私は病院から紹介されたお店に直行したのですが、その次からはチェーンの「眼鏡市場」で購入。子ども用メガネは半年以内の度数交換は無料、一年以内の度数交換は半額など色々サービスが充実しています。(※交換の場合でも処方箋が必要です)補助が出ない年は、次の処方箋を一年以内に出してもらえば半額でレンズ交換できるということです♪

眼鏡市場ではフレーム込みで老舗ショップの半額以下でした!代金は一旦支払って後日請求します。老舗ショップでは4万円超えたので、後で返ってくるにしても一旦は大きな出費。そして100%返ってくるわけでもないので、安くて質もいいならチェーンのお店で十分です。

あの老舗のお店では保険の請求の仕方など丁寧に教えてもらえたし、子どもたちの現状についても知ることができ、初めての眼鏡購入でお世話になれて良かったです。

 

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娘の歴代眼鏡たち。上から4歳、5歳、6歳のもの。

彼女は好みや意思がはっきりしており、4歳の頃から自分でいくつか試着して決断(笑)

 

娘が眼鏡をかけ始めて丸2年が経ち、視力は良くなってきているようです。眼鏡をかけている時は目は内に寄ることはありませんが、外すとまだ左目が内に入ります。これは今後治るかもしれないし、治らないかも・・とのことで、治らない場合、「見た目」を気にするなら手術です。 眼鏡をかけている限り、見え方に支障はないようなので、夫も私も「見た目」のために怖い手術をさせる必要はないかな・・という気持ち。ティーネイジャーになっても眼鏡のままだったら本人が嫌がったり、手術をしたがるかも知れませんが、手術するならできるだけ早い方がいいそうなので難しいです。。

娘が4歳の頃は斜視であることより「眼鏡」について人から色々言われました。知らないおばちゃんにジーッと見られ、「こんな小さいのに眼鏡なんかかけてかわいそうに!」って、まるで私がそうさせたかのように言われたこともあります^^;

私も昔は知りませんでしたが、小さな子の眼鏡は「治療用眼鏡」であり、子どもであってもそのことに敏感な場合もあるので、そっとしておいてあげて下さい^^

あの老舗の眼鏡屋さんが言うには、遠視の子は近くの物を見る力をつける必要があるので、どんどん至近距離でスマホやタブレットを見せたらいいのだとか・・。(ほんまかいな・・笑)

眼科の先生も言いますが、大きくなるに連れて近視が入ってきたらプラスマイナス0に近づくらしいです。

娘がかかっている眼科では目のトレーニングはしないのですが、トレーニングのやり方を教えてくれるところもあるようです。トレーニングについては知識がありませんが、効果がありそうなことは何でもやってみたいので、何かご存知の方がいらっしゃったら教えていただけると有り難いです^^

手術はしない方向で完全に治ることを願って、彼女の眼鏡ライフをサポートしたいと思います。

 

長々とお読みいただきありがとうございました!!