これまでにも何度も書いていますが、モンテッソーリ教育においてまず大切なことは子どもを「観察」すること。
整った環境で子どもを自由にさせてあげ、その様子を観察していると、子どもにとって必要なことやどんな「敏感期」にいてどんな「発達」を遂げようとしているのかが見えてきます。
何もしていないように見えても絶対「何か」しています。
じっと窓の外を見ていたり、小さなものをつまんでいたり、大人にとっては不思議な行動をしていたとしても、0歳〜3歳の子どもは全身で吸収しながら成長しています。
リィちゃんと親子モンテッソーリ教室に通い始め、彼女も私もこの時間をとっても楽しんでいます。
私はリィちゃんの母というよりもう一歩ひいて全体を見てしまっている時があります(笑)自分の子だけじゃなく、他の子どもたちを観察するのもおもしろいし勉強になります。
それぞれのお母さんが自分の子どもをモンテッソーリ的にサポートするのが教室のスタイルなので(先生に任せるのではなく)、もちろん私も娘を第一に見ていますが。。^^;
・・と言ってもまずはなるべく観察に徹するようにし、ヘルプは最小限に・・と心がけています。
そこで娘の行動を見ていると、周りの子が何か落としたら「おちた!」と言って即座に拾いに行き、そのお友達やママに渡しに行くという新しい一面を発見!
周りのお友達を助けたりケアすることもモンテッソーリです。
お仕事に取り組む姿を見るのも微笑ましいですが、他の子とのそういう関わりを見ることができるのも嬉しいです^^
そんな風に周りにも関心を示しながら、階段を上ったり降りたり、大きなブロックに登ってその上に立とうとしてみたり、棚からお仕事を選んだり、お友達がしていることを真似てみたり、先生の近くに行って話しかけたり・・・と色々忙しく行動しています。
これは家で私と二人で過ごしていては発見できなかったことです。
子どもが自由に行動できる環境があることや心にゆとりを持って観察することは大切だな〜と改めて気づかされます。
しかしながら、ただじっと見守っているだけでは「放任」になってしまうこともあります。
「自由」と「放任」は違います!
この見極めが難しいけどとても大事。
「子どもの自主性を大事にする」ことと「子どもがしたいことを好き勝手させる」ことは違いますよね。
これを混同してしまっていたり、家庭ではきちんと対応せず先生(保育園、幼稚園、学校)任せになってしまっている場合もあります。
ここを見極めて的確なアプローチをするのも身近にいる大人の役目!
観察するということは「子どもに自由を与え、全く口出しをしない」わけではありません。
規律を示すことも大人の役割だからです。(これについてはまた書きます〜)
「放任」になってしまわないことを意識しながら、ぜひ観察による新しい発見を楽しんで下さい♪
「見守る」ことについてはこちらにも書いています^^