「日常生活の練習」のお仕事のひとつ、「ごますり」。
その名の通り、ごまをするお仕事です。
モンテッソーリ園では2歳半以上のお仕事として設定されていることが多いですが、1歳児でもできますよ〜!
我が家ではお仕事というより、夕食にすりごまが必要な時にすってもらってます^^
お仕事として用意するにはなかなか準備が進まなかったり、ゆっくりした時間を作れなかったりするので、日常の中でやりたがったりできそうなことはなるべくその瞬間にやらせてあげることにしています。
ポイントとしてすりこぎをしっかり握ることと左手ですり鉢をしっかり抑えることをやって見せます。
そしてゆっくりクルクルごまをする様子を見せ、「リィちゃん、あとはお願いね〜」と任せています。
すりこぎを握ってクルクルしたり、ごまのプチプチする音が楽しい様子♪
1歳ちゃんには完璧にごまがすれることは求めません(笑)
おかずに使うためにもう少ししっかりすりたい場合は、彼女が見ていないところでチャチャッと私が仕上げておきます。
リィちゃんはごまをすって満足!お手伝いできてハッピー♡なので、見ているところで私が更にごまをするとダメ出ししているようなのでね・・^^;
もちろん、お手伝いではなく1歳ちゃんにも「お仕事」として提供してみるのもありです^^
一回分のごまを用意しておき、それをすり鉢に入れるという作業もプラスすると、「運動」が増えます。
こちらはどちらもすり鉢として売られていたもの。
すりこぎとセットだったかは忘れましたが、全て100円ショップでゲットできます♪
モンテ園などではごまが蓋付き容器に入っていたりします。
こちらは一回分のごまが瓶に入っています。
園ですったごまはタッパーなどに入れてお家に持って帰ります。
もう少し高度にしたい場合は、ごまを入れる容器をひねって開閉するものにする、ごまを容器からスプーンで掬ってすり鉢に入れるなど、「運動」を増やすことでお仕事の難易度は上がります。
お仕事として提供する場合はこぼれてしまったごまを掃除するブラシやハケなどを追加したり、すり鉢の下に敷く滑り止めシート(マット?)を用意したりもします。
このお仕事で養えること
・微細運動(手首の動きや握って回す運動、しっかり鉢を固定させる力など)の発達や洗練
・感覚の発達 - ごまを見る(視覚)、プチプチという音を聴く(聴覚)、ごまの香りを知る(嗅覚)、味わう(味覚)、すり鉢やすりこぎ、ごまに触れる(触覚)
・目と手の協応( 目でしっかり見ながら手を使えるようになること。学習やスポーツにおいても重要)
たかがごますりですが、こんなに様々な発達を促すのですね〜。
大人にとってはちょっと手間に感じてしまう「ごますり」。。
子どもにはとても楽しいお仕事です^^
ごまとすり鉢&すりこぎさえあればすぐにでき、「運動」の程度を調整すれば低年齢から高年齢まで楽しめるのも魅力♪
お家でモンテッソーリのお仕事をするって敷居が高いと思われがちですが、大事なポイントはおさえつつ、子どもの年齢や状況でアレンジすればとっつき易くなります。
ぜひ日常に取り入れてみて下さい( ´▽`)