モンテッソーリ的には、2歳半以下ぐらいの子どもに動物や野菜が人間のようにお話するような絵本はあまりおすすめではありません。
2歳半頃までの子どもは「吸収する精神」と言われ、身の回りの実際にある物事から様々なことを無意識的にどんどん吸収して発達を遂げていきます。
そのため、この時期は絵本も実生活に結びついているようなものが良いとされます。
ファンタジーなどは現実と非現実が区別できるようになってから。
なので、その年齢の頃はなるべく現実的なものを読むようにしていますが、内容的に良いと思うものはありかな〜と思っています。
そのうちのひとつがこれ!
「しろくまちゃん ぱんかいに」
上の子たちの時に「しろくまちゃんのホットケーキ」を譲ってもらい、 最近リィちゃんが気に入って持ってくるようになったので、しろくまちゃんシリーズの中からもうひとつ買ってみました。
しろくまちゃんがお母さんとお買い物に行くお話で、行く途中でお手紙をポストに入れたり、「車に気をつけましょう〜」という場面があったり、果物やパンがたくさん並んでいたり、欲しいものを買ってもらえず悲しくなったり、帰り道にすべり台で遊んだり、2歳〜3歳ぐらいの日常がギュッと詰まった感じの絵本♡
欲しいものを買ってもらえず我慢をする体験って子どもには誰でもあると思いますが、それが子ども目線で表現されていていいなと思います。
子どもにとって我慢をする経験は大事なので、実際にそんな場面に出くわした時にも「しろくまちゃんも我慢していたね〜」なんて使えそう^^
欲しいものは買ってもらえなかったけど、帰り道のすべり台やおうちに帰ってからお母さんと買ったものを並べるやりとりはほのぼのします。
すべり台の場面では「あと3回すべったら帰るのよ」とお母さんが言いますが、そんなやりとりも日常でしますよね。
1歳10ヶ月のリィちゃんの日常と重なる部分が多く、読んでると「共感」してそうな感じで何回も読んで〜って持ってきます。
私にとってもお気に入り絵本。
くまさんが立ってお話しするなんて非現実的過ぎるのですが、色々教訓になることがあるのでこの絵本は読み聞かせています。
絵もかわいい〜♡
モンテッソーリ的「絵本の選び方」についてはこちらに書いています♪