モンテッソーリ×バイリンガル4人子育てDiary☆

0-3歳モンテッソーリ教育、赤ちゃんからのモンテッソーリベースな子育て、バイリンガル4人子育てのあれこれを綴ってます♪

大人の役割 【一貫性を持つ】

今日のテーマは大人にとっての「モンテッソーリ」について。

「モンテッソーリ教育」と聞いて浮かぶのは「教具」や「お仕事」だと思いますが、そういった物的な環境と同じくらい人的な環境も重要なのがモンテッソーリ教育です。

子どもに教具を与えればモンテッソーリ♪というわけではありません。

周りにいる大人が「大人の役割」について意識して接することがとても大切です。

モンテッソーリ教育においての大人の役割として色々あげられることがあるのですが、その中でも重要視されているのが「一貫性」

これはモンテッソーリ教育のみならず、子育てや保育、幼児教育においても大切にされるべきことであると思います。

子どもに規律などを教える際に大人は常に一貫性を持った態度で接することが望ましいです。

毎回違うルールを言ったら子どもは混乱しますよね。

そして人によって違う・・例えばパパとママが全然違うことを言ったら、子どもは自分にとって都合の良い方を慕うようになったりします(笑)

これは保育や教育現場などでもありがちです。

先生によって基準が違ったり、対処法が違ったり・・・

例えば、お昼寝の時間に一人の先生は「絶対寝なさい!」と言うのに別の先生は「眠れなかったら寝転んでるだけでもいいよ」と言ったり。

ある小学校のクラスでは授業中トイレに行くことは一切許されないのに隣のクラスは全然OKだとか・・。

それぞれが正当な理由を述べていたとしても、子どもにしたら「なんでこの先生ならよくてこの先生ならだめなの??」ってなります。

だから理由を説明されてもしっくりきません。

赤ちゃんは善悪の判断がまだ分からない真っ白な状態です。

そこで大人が色々別のルールを示すと混乱するのは当然で、何が従うべき見本なのかも分からなくなります。

なので、大人が一貫性を持つことは本当に大事です。

 

家庭での場合はパートナーと一貫性を持つことも大事。

パートナーが育児にあまり携わっていない場合は子どもの前でぶつかり合うことは少ないかと思いますが、パートナーが育児に積極的に関わってくれていると衝突が起きることもあります^^;

子育てに正解はないし、大人も完璧な人間ではありません。

指針となる育児法や教育法があったとしても、二人の大人が常に一貫性を持つことはもちろん難しいです。

我が家の場合は国際結婚なので夫婦が育った背景が全然違います。

今は日本に住んでいますが、日本人的な価値観を子どもたちに植え付けようという気は全くありません。でも私は生粋の日本人なので無意識的に日本人的な見方で子どもに話していたりするみたい。

夫とは11年一緒にいますが、色んなことについて「そんな考え方するの!?」って未だにお互いびっくりする時もあります^^;そこからケンカに発展することも・・(笑)

それが、子どもに関することでも起こるわけです。

子どもの成長と共に話題や課題も多岐に渡るようになり、子どもも交えて話す機会も多くなってきましたが、家族みんなでの普通の会話の時に「えっ!?そうくる・・!??」みたいなことを突然夫が言い出したら我慢できず口を挟んでしまいます(笑)

そこで夫に言われます。

「Parentsは同じ意見を持っておくべきだ!!子どもの目の前で相手を否定するようなことを言うと子どもは混乱する!」

いや・・ごもっともです。十分分かってます。

モンテッソーリもそう言うてますから。。^^;

でもさ〜・・いきなり出てきたあなたの意見に賛成できない場合は!?

重要なトピックの場合などは特に、絶対パートナーとの事前の話し合いが必要だと思います。国際結婚なら尚更です。。

 

保育士や教師の間でも事前に話し合いをしておくことは大事です。行事などについてはもちろんしっかり話し合いをしていると思いますが、案外日常の小さなことって先生それぞれの価値観で判断されていたりします。それこそが子どもの混乱を招いたり、教師のストレスにもなりかねません。。^^;

日本の場合は上下関係などもあって小さなことで話し合いを持つのも難しかったりするのですが、大人同士が尊重し合っていると子どもたちもハッピーです。

そして個人個人もなるべく一貫性を持って子どもと接するとスムーズにいきます。

 

モンテッソーリ親子教室で、娘は今のところ階段やブロックを上ったり降りたり、バレリーナのように爪先立ちをしてみたり、体全体を動かしている方が楽しそうですが、時々棚付近でお仕事をし始めます。

家でも小さな棚にお仕事を置いていますが、その場でやり始めてもそのままやらせていたりしていました^^;

お家でも教室と同じように机まで運んで椅子に座り、お仕事が終われば棚にお片付けするように声かけするようにしないと・・と反省。

お家で中途半端にしてしまうと教室との一貫性がなく、教室に行った時に自由にできず、逆にそれが不満の原因になってしまうこともあり得ます。

それなら、日常的に手先を使うようなことは積極的にさせたとしても、モンテッソーリの「お仕事」に触れるのは教室のみの方が良いのでは・・!?とさえ思う今日この頃・・^^;

 

色んな場面で一貫性を持つってなかなか難しい。。

職場であっても家庭であっても完璧にするのは無理です^^;

でも意識するかしないか、それだけでも違ってきます。

自分の中で、パートナーと、教師仲間と、ある程度の基準があってそれを大切にしていると大人も子どもも心地良く過ごせます♪

 

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